元風俗嬢、社会復帰しました。

タイトルだけ見ると、なんか凄そうだけど、全然すごくないです。自分のことを記録していくだけ。

戒めないと苦しかった。1。

ブログのタイトルにしてみました、「元風俗嬢、社会復帰しました。」(書いている今、ですので、変更があるかもしれません。)ですが。

 

過去のことを整理しながら書いていく上で1番主軸になる話だと思うので、このタイトルにしました。それではお話を勝手にはじめます。

 

 

 

 

私の家庭は、世間目に見れば普通です。父、母、私、妹。家族仲は良かったと思います。姉妹仲はそこまで良かったわけではなかった。特に悪いわけでもなかったけど。(お互い大人になってからはとても仲良しです。)

 

両親は共働きでした。どちらかと言えば貧乏な方。特に問題のない小中高校生を歩みました。

 

小学生の頃の私と言えば、大人しく、怖がりで、自分の意見も言えませんでした。授業で先生に当てられた時に泣くほど。得意なことは絵を描くことと、他の子より算数が少し出来ることだけ。

 

そんな自分が嫌で、自信をつけたくて中学では全然得意じゃないむしろ苦手な運動部に所属して、塾にも通いました。なんでも頑張る子に、気づけば変わっていました。「いい子」になりました。結果的に部長になっていたし(運動音痴のままでした。努力を評価されていたんだと思う)、学年でもかなり上位の成績でした。

 

高校入試もなんの問題もなく合格。住んでいた地域では進学校の方。(ちなみに寮生活でした。)

勉強も楽しかった。部活も楽しかった(文化系の部活です)。友達とも仲良く、高校生らしい恋愛もそれなりにした。

大人になって、今書きながら思うと、割とモテる方だった。割とというか、すごいモテてた。自分で言うなって感じだけど。

 

それでも自分に自信は何も無くて、全くなかった。本当に、本当に自信がなかった。

何か褒められていても「何か、裏がある。」「私より下だと思ってるから褒めれるんだ。」「この人おかしい、私を褒めるなんて頭おかしい。」と思っていた。(自信ないゆえにひねくれ者になっていた。)

 

当時モテている事に気づいていれば、少女マンガのヒロインのようになれてたカモ、、、なんちって。

 

そして高校2年生の頃に、とある女の子に付きまとわれた。別のクラスの子だったけど、傍目にも異常で先生や友達、同じクラスの子ははすぐ気づいてくれたのが幸いだった。1ヶ月くらい図書館に登校していた。時間が解決する、とスクールカウンセラーの先生が言ってくれたので、そのようにした。

事実、その1ヶ月は何も無かったかのように、付きまとわれるのも無くなった。

でも、その子を邪険にしたのでは、その子はもっと仲良くなろうとしていての行動では。

その子の気持ちや考えをちゃんと聞かなかった。そう考えると、私も何も自分の考えを伝えれなかったことをすごく後悔した。

 

その後悔の行先は、戒めだった。

自分はダメな子なんだと戒めないと苦しかった。なにか罰がないと生きていてはダメだとしか思えなくなった。

その頃から自傷行為をはじめた。傷になってバレたら大変だ。「いい子」で居ないと。見えない、バレない、気づかれない自傷行為(オーバードーズ、服に隠れる場所を殴る、頭を打ち付ける)を繰り返した。

 

自傷行為をした後はスッキリするのだ。罰を受けたので、今日も生きてていい。たくさん受けたから、笑ってもいい。許そう。すごくポジティブになる。楽しく過ごせたし、充実もしてた。

それでも段々とまた戒めないといけない気になって、自傷行為、そしてスッキリ。繰り返した。

 

死のうとは思わなかった。死んだら一瞬で楽になるから。死んだら苦しめないから。生きたまま、私はずっと、苦しまないといけないと思っていた。

 

なんのことは無い出来事が発端で、何故か、苦しまないといけないと思い込むようになり、それが呪いになった。この呪いが私をおかしくしてしまった。

(呪いとは上手くいえたものです、本当に呪いだった。)